森のようちえん ちいろば日記

Waldkindergarten Chiiroba in Nagano , Saku, おいでなんし、「ちいろば」へ^^ H28.10月より、長野県信州型自然保育、信州やま保育認定制度の「特化型」園として、認定を受けました。 新設ホームページはこちら→http://chiirobayachiho.wixsite.com/home 

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地域の中のちいろば。心温かな一日。 

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初冠雪、初雪。。。
先週はマイナス8度にまで下がった早朝もあり、
季節の変わり目を飛び越えて、
一気に真冬か!?と思わせる八千穂の陽気。
朝は大霜で、一面銀世界。
遠くに目をやれば、頭を真白く染めた山々が
はっきりと見える。
この地域、風景の楽しみ方は
四季さまざまで、
単に四等分の風景ではなく、
その移り変わりの中で微妙な差が、
また四季の趣を十倍にも百倍にも感じさせてくれる。
冬は寒いけど、この時期にしか見られない
自然の美しさを、今しかないぞ、という感性で
この目に焼き付けたい、
そんな思いで、毎朝山々に挨拶をする。
今日は、寒さの毎日にも、
少しホッとする、温かさが身体を
休ませてくれるような一日でした。

朝、園に到着すると、
大量の大根葉と大根が、愛するカラマツストーブ用に積んである
薪の上に置いてある。
ぎょっとして二度見して、
すぐさま『どなただろうか??』と考えながら、
二、三の笑顔が頭に浮かぶ。
恐らく、ヤギのちーちゃんの為だろうが、
名も名乗らずに、こういう風にして
関わって下さる地域の方が確かにいらっしゃる、
ということが、「地域の園」を理念にしている
僕らには、心から嬉しく有り難く、感謝でいっぱいになる。

子ども達は、いつものように園舎前のわずかな環境でも、
自分の遊びや喜びを見つけて
笑顔いっぱいである。
掃除をしながら、その光景に目を細めていると、
いつも愛犬の散歩で園にやってきてくれる地域の方が、
園を訪ねてきてくれ、開口一番。
『ちょろぎ!ふたっつばかし残しておいたから、
来て、子ども達と畑にとりにこない?』
とおっしゃる。
これまた有り難く、
「よし!今日はこれだ!!」と、
子ども達に相談しに行く。
「ちょろ、ちょ?ってなあに?」
と興味が湧いてきた子ども達。
しばらくすると、めったに来ないがフラッと顔を出す織座農園の
典子さんが「おっはよう!」とやってくる。
子ども達が「今日、なんだっけ?ちょろぎ掘るんだよ!」
と言うと、「えーーー!!!ちょろぎなんて、
典子さんも掘ったことないよ!すごいことやるんだね、みんなは!」
と、S君を地べたで抱きしめながら衰える所を知らないハイテンション!
これで、みんながどれだけ元気になることだか^^
典子さん、ありがとう。

そうして、「いざ、ちょろ、ぎ・・!??とりだ!」と
出発!

畑に行けばいつもの光景。
初めは初めて見る貝殻のような野菜を不思議そうに眺めながら取る作業も、
子ども達には十数分で充分。

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これがちょろぎ!
貝殻みたいで可愛い^^


あとは大人に任せたとばかり、どこからか
稲やらススキやらススキやらを取り出してきて、
裸足で畑の上を縦横無尽に駆け回る。
友とのかかわり方も、目まぐるしく変わって、
とにかく今!その目の前の興味を思う存分爆発させる。
おもちゃがなくても遊べる子ども達の姿を見て、
感心しつつ、晩秋のまだかすかに紅葉の残る自然を背景に
笑顔し、裸足で駆け回る子ども達を見て、
思わず涙が出そうになった。

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『生きて~いる 君たちが
生きて 走り回る土を あ~な~たに残しておいて
やれるだろうか 父さんは~』

と笠木透さんの歌う、大好きな歌の一節を、
今目の前にいる子ども達と、福島の子ども達の姿とを重ねながら
口ずさむ私。
普通に見えて、普通でないかもしれない光景。
もしかしたら、明日はこの光景が見えなくなるかもしれない
その恐ろしい未来と、壁一枚の世界に
実は僕らは平気な顔して住んでいるのだと、
ふとそう思った。
生き辛さをどうしても感じてしまう世の中にあって、
これからの未来を担う子ども達が少しでも、
「生きるって楽しいことだな」と
感じてくれるように、
感じてくれる瞬間をたくさんたくさん作れるように、
その「救い」ともいえる途方もない仕事を、
僕ら大人はきっと担っている。

ちょろぎ収穫と、畑遊びの楽しい午前の締めは、
ちょろぎ洗いである。
いつものように、湧水のところに来ると、
冷たい水の中に、平気で手やかぶっていた帽子を
つける子ども達。
寒いうんぬんよりも、遊びや興味の楽しさが勝っている
子ども達の姿は、とっても自然だ。
ひとっちがざるの中のちょろぎを洗い始めると、
我も我もと、競うようにして「洗いたい!」
という想いを、皆が爆発させる。本日二度目の爆発である。
そんな風にして、ごっこ的な作業をしていると、
車が停まって、中から人が出てくる。
「どなただろう?」と思うと、
先週、八千穂レイクに行ったときに出逢った
ご夫妻だった。
僕らのことを覚えていてくれて、
「また逢えたのが嬉しいわ」
と笑顔でおっしゃって下さって、
「こちらこそ、何倍も嬉しいです」
と心の声が言う。

地域にひらかれた保育、そして、地域ぐるみで
子ども達の育ちを見守っていきたい、
そんな想いをこめてちいろばは
産声を上げたのだが、
一年を丁度過ぎた今、
その想いが、少しずつでも形になっていく、
その過程の一日を思う存分
感じられた今日。

何だか、心が温かくて
ニンマリしてしまいます。

ちいろば わたにぃ
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Comment

Name - まゆきょ  

Title - 

ブログありがとう!
2013.11.19 Tue 06:04
Edit | Reply |  

Name - ぼち。  

Title - 

たくさんニンマリしてください。
2013.11.22 Fri 01:37
Edit | Reply |  

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